股関節の痛みには
さまざまな原因が考えられます
股関節の痛みが気になって、日々の生活に支障がでていませんか。
股関節の痛みの原因には、さまざまなものが考えられます。
オーバーユースや身体のゆがみだけでなく、グローインペイン症候群や変形性膝関節症などの病気が関係していることもあります。
股関節は身体を支え、足を動かすさまざまな動作に関わっているため、痛みが生じると日常生活に影響がでてきます。
痛みが長引くとしばらくの間、運動を中止せざるをえません。
生活においては、痛みをかばった状態で日常生活を送ることになります。
そのため、痛みがひどくなる前にケアを行うことが重要です。
こちらでは、股関節の構造や痛みの原因、対処法、予防法についてご紹介します。
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目次
股関節の痛みで日々の生活が
つらくなっていませんか
股関節は、立つ・座る・歩く・走るなどの動作に関わる関節です。
股関節に痛みが生じると、このようなつらい悩みを抱えてしまうことがあります。
- 股関節が痛くてボールを思いっきり蹴られない
- 少し歩くと足のつけ根が痛くなる
- 股関節の痛みが気になって運動を楽しめない
- 椅子から立ちあがろうとするときに股関節が痛む
- 股関節の痛みがひどく家事ができない
- 走りはじめたときに股関節がジンジンと痛む
股関節の痛みの
原因を知りましょう
股関節の構造
股関節とは、骨盤と脚をつなぐ関節です。
太ももの大腿骨の先端にあるボール状の骨「大腿骨頭」と、骨盤側にある受け皿のような骨「臼蓋(きゅうがい)」が組み合わさって構成されています。
股関節は、身体の関節のなかでは可動域が広く、「球関節」に分類されます。
正常な股関節では、骨同士が直接こすれあわないように、骨頭と臼蓋の内側は弾力性のある軟骨で覆われています。
股関節の痛みの原因
股関節の痛みの原因として、次のようなことが考えられます。
●グローインペイン症候群
股関節の痛みは、「グローインペイン症候群」が原因であることがあります。
グローインペイン症候群とは、腹部に力を入れたときに下腹部や鼠径部、太ももの内側などに痛みが出る病気です。
股関節の硬さや体幹の不安定さなどが関係していると考えられています。
とくに、キック動作を繰り返すサッカープレイヤーに多く、一度発症してしまうと長引きやすい病気です。
●オーバーユース
股関節の痛みは、下半身の酷使によって生じることがあります。
繰り返し同じ部位に負担がかかると、筋肉や腱、靱帯、骨膜などで炎症が生じ、股関節に痛みが出やすくなります。
●変形性股関節症
変形性股関節症とは、股関節を形成している軟骨や骨が傷つくことで、股関節の痛みや機能障害などをもたらす病気です。
加齢や肥満、長時間の立ち仕事などによって、徐々に軟骨が減っていき、変形性股関節症を発症することがあります。
中高年の女性の方に多く、臼蓋の形成が不十分な「臼蓋形成不全」による影響も大きいといわれています。
●骨盤や下半身のゆがみ
股関節の痛みは、骨盤や下半身のゆがみが関係していることもあります。
股関節や下半身がゆがみ、左右の足の長さが違うと、一方の股関節に負担が集中しやすくなるためです。
股関節の痛みのおもな症状
股関節の痛みのおもな症状は、次のとおりです。
●立ったり座ったりしたときに痛みが出る
股関節は、立ったり座ったりする動作の際に大きく動きます。
そのため、立ち座りでの動作によって痛みが出やすくなります。
●歩いたときに痛みが出る
歩くときは、地面からの衝撃が足から股関節へと伝わります。
本来は、股関節の軟骨などによって衝撃が緩和されますが、股関節のオーバーユースや軟骨がすり減っていると、衝撃が十分に緩和できなくなります。
そのため、歩いているときに股関節が痛み出すことがあります。
●走りはじめやキック動作で痛みが出る
走りはじめは股関節に大きな負荷が加わります。
また、瞬発力が必要なキック動作も短時間に強い負荷が加わりやすくなります。
そのため、走りはじめやキック動作の際に、股関節まわりに痛みが出やすくなります。
●競技のパフォーマンスが低下する
股関節に痛みがあると、思いっきり走ったりキックしたりすることがむずかしくなり、競技のパフォーマンス低下につながるケースもあります。
●広い範囲に痛みが出る
グローインペイン症候群の場合、股関節だけでなく、鼠径部や下腹部までに痛みが広がることがあります。
とくに、足を伸ばしたまま上げる動作や外側に回す動作で痛みが出やすくなります。
●安静時も痛む
変形性股関節症やグローインペイン症候群の場合、症状が進行すると、安静にしていても股関節まわりに痛みが生じることがあります。
変形性股関節症では、寝ているときにも痛みを感じる「夜間痛」という症状もあります。
●股関節が曲がりにくくなる
変形性股関節症やグローインペイン症候群の場合、症状が進行すると、可動域の制限が強まり、股関節を曲げにくくなることがあります。
その結果、スポーツでの動作だけでなく、正座や足の爪切り、靴下を履く動作などがむずかしくなり、日常生活に支障が生じる可能性があります。
身体のケアで
股関節の痛みを防ぎましょう
股関節の痛みの対処法
股関節の痛みには、次のように対処しましょう。
●臀筋をストレッチする
臀筋とは、おしりにある筋肉の総称です。
大臀筋や中臀筋、小臀筋などがあり、おもに股関節の動きをサポートしています。
股関節に痛みを感じる方は、次のような臀筋のストレッチがおすすめです。
・大臀筋のストレッチ
大臀筋はおしりのなかでもっとも大きな筋肉です。
大臀筋のストレッチは、次のような方法がおすすめです。
①仰向けに寝転がり、右膝を曲げて右足をおなかのほうに寄せ、横に倒します。
②そして左膝を曲げ、右の外くるぶしを左膝の少し上あたりに乗せます。
③両手で左足を抱えこみ、ゆっくりと胸のほうに近づけていきます。
④10秒間キープしたら楽な姿勢に戻します。
⑤反対側も同様にストレッチしましょう。
・中臀筋のストレッチ
中臀筋は大臀筋の上部にある筋肉です。
テニスボールなどをつかってほぐすストレッチがあります。
① 横向きに寝て、こりを感じる股関節のあたりにボールをあてます。
② 体重をかけつつ、手や足をつかってボールを動かし、股関節まわりの筋肉をほぐしましょう。
・小臀筋のストレッチ
小臀筋は股関節の外側にあり、中臀筋の深部に付着している筋肉です。
次のようなストレッチでほぐしましょう。
①椅子に座り、右太ももの上に左の外くるぶしを置きます。
②ゆっくりと息を吐きながら、上体を前方に傾けていきます。
③おしりの筋肉が伸びていることを感じたら、その状態を10秒間キープしましょう。
④反対側も同様にストレッチします。
●下半身をストレッチする
股関節の痛みは、股関節まわりだけでなく、膝や足首の柔軟性不足が関係していることもあります。
そのため、下半身全体のストレッチがおすすめです。
臀部のストレッチに加えて、膝を曲げ伸ばしするストレッチや、足首を伸ばすストレッチなども取り入れましょう。
ストレッチをするときは、深呼吸をしながらゆっくりと行うことがポイントです。
身体が硬い方は、身体が温まっている入浴後に行うと、スムーズにストレッチしやすくなります。
股関節の痛みの予防法
股関節の痛みを防ぐために、次のような予防法をおこないましょう。
●体幹から下半身のケアをする
股関節の痛みは、股関節以外に原因があるケースがあります。
そのため、股関節まわりだけでなく、体幹から下半身にかけてのケアを行いましょう。
ケアの方法には、次のような方法があります。
・体幹のケア方法
体幹とは、胴体のことです。
身体は、骨盤が土台となり、腹筋や腹斜筋、脊柱起立筋などの筋肉によって支えられています。
座っているときは、足を組まないように注意するか、いつも組んでいる反対側の足で組むようにしましょう。
そのため、正しい姿勢を心がけることが体幹のケアにつながります。
立っているときは、左右の足にバランスよく体重をかけ、背筋をピンと伸ばすように意識しましょう。
また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取りつづけていると、体幹の筋肉が疲れやすくなります。
こまめに休憩を挟み、腰の前屈・後屈のストレッチを行い、体幹の筋肉が硬くならないようにケアをしていきましょう。
・下半身のケア方法
股関節の痛みは、地面からの衝撃が原因となることもあります。
そのため、ハイヒールのような歩きにくい靴はできるだけ避け、スニーカーのような歩きやすい靴を履くことがおすすめです。
扁平足で足の土踏まずの部分が十分にない方は、地面からの衝撃が分散されにくくなっているため、衝撃を分散させる機能がついたインソールなどを活用しましょう。
そして、足をよく動かした日は湯船に浸かり、身体をじっくりと温めましょう。
●足首のケアをする
足首の柔軟性が低下していると、地面からの衝撃を分散しにくくなり、股関節の痛みにつながることがあります。
日ごろから足首のストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。
また、足首をケガしやすい方は、あらかじめサポーターなどで保護しておくことがおすすめです。
天使のはねFRMTサロンの
【股関節の痛み】アプローチ方法
当院では、股関節の痛みには腰椎・股関節・仙腸関節・鼠径部・腰椎から出ている神経、股関節に関わる筋肉などに何かしらの問題が起きていると考えており、それらの問題にアプローチすることで改善を目指しています。
著者 Writer
- フジサキ アツシ
藤崎敦 - 所有資格 :柔道整復師
生年月日 :S52.7月9日
血液型 :O型
出身 :茨城県筑西市
趣味 :息子と遊ぶこと、ドライブ、神社巡り、食べ歩き、ガンプラ製作
得意な施術:トータルケア
メッセージ:あなたのお悩みを少しでも解決するお手伝いをさせていただきます!
施術案内
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整体
いまお悩みの症状は、身体のあちこちが関連したり日常生活や食習慣なども関わっていて、それらの問題に対し身体の機能が上手く働けるようアプローチし、心身ともに解放し健康で楽しい毎日を送れるようにするための施術です。
Beauty-Care整体
ゆがんで詰まってしまった体をスタイルUP、身体の機能回復を図り思い通りに動かすためのアプローチ、これらを同時に行うことで「美容と健康の両立」をして、あなた本来の身体と自信を取り戻すことができる施術です。
骨盤矯正
身体の中心である骨盤を整えることで身体のバランスを調整し、自分の身体を思い通りに動かすための第一段階となります。また、背骨や下肢の問題、内臓の問題で骨盤がゆがんでいる場合は、それらを調整することで骨盤調整をします。
学生コンディショニング
自分の身体を思い通りに動かして結果的にパフォーマンスを上げることを目的とした施術です。専門的な動きの前に、普段当たり前のように行っている立つ・座るそして歩くなどの動きを出来るようにすることで専門的な応用の動きが出来ます。身体の動きも基礎から!
産後骨盤矯正
妊娠中の骨盤は、赤ちゃんを支えるためホルモンの作用により通常より開いた状態になります。そして、産後は元の状態に戻ろうとするので、その状態を施術で手助けすることで正常な骨盤の位置へと誘導し、少しでも身体の負担を少なく育児ができるような状態にすることが目的となります。
美容整体
猫背など詰まってしまった体を、骨盤・背骨・肋骨を調整し重心と背骨を引き上げることで、見た目が綺麗になるだけでなく内臓が本来の位置へ戻ったり呼吸がしやすくなることで身体への余計な負担が減り、綺麗になりながら健康にもなれる施術です。
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